みんなの反応。
私は今、かりのギプスをして、三角巾で首から腕をつっている。
誰から見ても大けがである。
ここは、スタッフ、入居者さん、あわせて200名ぐらいの大所帯である。
そこを生活圏としているわけである。
皆様、私の姿をみると、一様に驚かれる。
エレベーターになんか乗ったもんなら、大さわぎになる。
大げさとしか思えないような、驚き方をされる方が、ほとんどである。
次に「どうしたのーーー!!!!」
一日50回ぐらい聞かれているわけである。
もういいかげん、げんなりである。
「怪我したのーーー」
と、答えることにしている。
ここで、ほとんどの方は、
「何を聞いても無駄だ」
と悟られる。
「どうやって?」
ここまで聞かれる方は、うわさ好きと考えていい。
「こけました」
「なんでまた?」
この方は、もはや、私のことを心配しているわけではない。
すごくうわさ好きの方である。
そういうことが、おぼろげながら、わかってきた。
だいたい、シャメという言葉を知らない方、ブログもわからない方に、状況を説明するのは、困難を極める。
それに、優しい方ほど、あまりおおげさに驚かず、深くは質問なさらない。
ところが、優しい方だと思っていたスタッフなどが、すごく大げさに驚き、深く説明を求めてきたりする。
少し、心が沈む。
その程度の優しさだったのか。。。
本当に、仲のいい方には、向こうが何も言わなくても、こちらから、話すものだ。
それを、待っていてくれる方には、こちらも饒舌になる。
ハイテンションで、深く説明を求めてくる方は、こちらとしても対応に困るのである。
こういうとき、いつも、自分がしていたことが、間違いではなかったと、安堵した。
私は、付き合いが深くない方には、無言である。
付き合いが深い方には、いっしゅうかんぐらいしてから
「大変だね」
すごく仲のいい方には
「おっ、どしたの?」とスローテンポ。
これが、今私のしてほしいことに、ぴったりこん。
自分が、うわさ好きでもなく、割と優しいほうだと、理解した。
こちらは、ひとりひとりに、説明できるほどの、心の余裕は、まだないのである。
親が亡くなったときの、喪主みたいに、経過を全員に話す義務もない。
しかし、簡単な挨拶しかしていない職場には、明日にでも、詳しく説明、報告をして来ようと思います。
すこし、遅くなりました。
申し訳ない。
情報はすでに行っているものの、本人の口から、不注意で、職場の皆様にご迷惑をおかけしてと、お詫びを申し上げるのがスジでした。
明日行ってきます。