ゆりりんこの病活日記

心の病気と乳がんと乾癬 振り返りつつ心地よく生きる

心の病気が発症した日のこと。

私は、昨日死にたくなりました。そして過去のつらかった時のことをまざまざと思いだしていました。

 

自分の記事を、何十回も読み返しては泣き続けました。

 

ところで、あるおじさんが、

難破船からボートで逃げ出して、家族がおぼれている。

誰を助けるかやな?

 

という問いに。

私は。兄とお義理姉さんを助けて、自分は死ぬ。

と答えましたよね。

 

この答えが間違っているのに気づいたのは、最初の入院中でした。

自分の命がなければ、誰も助けられない。

 

 

私には、この質問は、とても長い宿題でした。

 

ところが、昨日私は気が付きました。

そもそもあのおじさんは、ただでさえこんぐらかってる私にどうしてそのような質問をしたのでしょうか?

 

私は何十回も、記事を読み、涙をふいては読み、鼻をかんでは読み。

ついに答えを得ました。

 

母を亡くして以来、父はアル中気味になり、私と居るのが生きがいの頼りない父になってしまっていました。

私は疲弊していました。「今のお父さんから、あなたをとったら生きていけないかことみんなわかってるから、誰も縁談も持ってこないよ」はっきりとそういった人もいました。

 

あのおじさんは、そんな父にはある程度見切りをつけて、将来ある兄と生きていきなさい。と言いたかったのではないでしょうか?

 

この辺りのことは、まだ主治医にも裏付けをとっていないのですが。私はあのおじさんの言いたかったことが、今になってわかった気がしました。

 

また、ゆっくり主治医に伺ってみますね。

 

ここからが本題ですが。

 

私は、自分の昨日の記事を繰り返し読むことによって、その当時のことを思い出し、ついに、自分の心の病気の症状が初めて出た日のことを、思い出しました。

 

大発見でした。しかし私には妄想があります。これは、現実なのか?はたまた妄想なのか?主治医に裏をとる必要があります。

 

今日になって、主治医を探そうとしました。お腹がすいたのでランチを食べに行きました。そこで、座って大きく手を振る女性が目に入りました。

 

主治医夫人のワーカーでした。

 

「ここすわんなさいよ。あんた躁気味?」

 

私は、フレンチレストランに、ジャージ姿でした。ヨガの後だったので。

 

「それが昨日死にたくなっちゃって、お薬変わって、昔のこと思い出してたら、辛かったこと次々思い出して、ついに、発症当日にあったことを思い出したのね。それで、これって妄想かな?と思って、先生さがしてたら、ワーカーにあっちゃったわ!」

 

「そんなつらいこと思い出せるって、あなた、すごく良くなったわね~~!すごいじゃない。年取ると生活歴がつくのよ!」

 

「それで、聞いてくれる?母が亡くなってほどなくのことよ。父がにが手な人が来るから逃げようって、車に乗れって、のったのよ」

 

「そんでどこ行ったの、どことまったの?」

 

「それが、父はノープランなわけよ。わけもなく車走らせて、ぐるぐる南紀のほうを走ったのよ。鬼が城をわけもなく端から端まで歩いたりして、またくるまのってぐるぐる。まるで心中旅行なわけよ」

 

「親子なのにね(笑)そんでどことまったのよ?」

 

「それがさ、どこで昼ご飯食べたかも覚えてないのよ。私すごく疲れちゃって。晩御飯は食べてないと思うのよ。南紀をぐるぐるくるまでまわって、行く当てもなく。夕方になって勝浦港で、ホテル浦島に行く観光船にぼんやり提灯かなんかついてて、父が。お前あれに乗りたくないか?って。いいよって言ったらのって。ホント心中なわけよ」

 

「死んでないんだから、未遂よね。浦島とまったの?」

 

「それがさ、私すごく疲れてたから、お父さんここに泊まろうよ。っていったのね。父はぐずぐずしてて、フロントにもいってくれないわけよ。私もう歩けないって。父はやっとフロント行ってくれて、お部屋取れなかったって。そのくせ、浦島を出たのが最終の観光船で、帰りの芸者さんとかと乗り合わせて、私もうくたくたで、ぽろっと、お母さんに会いたいね。って父に言ったの。そしたら父はすごい形相で怒り出して、怒鳴られたのよ、父にとっては本当に心中だったのねあれ?」

 

「そうね~~~。心中未遂よね。お父さんんは死ねる人じゃないわね。そんなに強くない。弱い人よ」

 

「ぐずぐずしていたのも、父は。帰りたかったわけよ。本当に死ななきゃいけなくなるのがこわかったのよ。私その時自分が死に直面してるなんて知らなくてさ。そいで、やっと深夜に自宅についたのよ」

 

「苦手な人かえってたの?」

 

「ここからよ!私、心中未遂旅行がよほどつらかったのね。明け方早くに目が覚めたら、その父が苦手な人が駐車場のあたりで、号泣しているのが聞こえてきたのよ。幻聴だったのよ。これが私の心の病気との付き合いの始まりの日だったのよ」

 

「そんなつらいこと思い出せたなんて、すごいじゃない!すごく良くなったね!それにしても、あなたのお母さんんは、かしこかったね、そんな弱いお父さんに、自分の後釜あてがって亡くなったのよね。偉い人ね。今のお母さん居なかったら、お父さんあんなに長生きできなかったわよ。今のお母さんに感謝して、仲良くしなさい」

 

「は~~~い」

 

「あなたもつらかったわね。看病ってすごく疲れるじゃない。そのあとで心中未遂(笑)

私帰るわね。ゆっくりしてきなさい」

 

「妄想じゃないんだね。病気がよくなってきてるんだね?」

 

「そうよ。じゃ」

 

といったわけで、どうも私は、ブログのおかげで、揺れ動きながらも、いい方向に向かいつつあるようですね。

 

「あんた、躁気味?」とのことでしたので、要注意ではあります。

お薬も変わったので、ゆっくりまいります。

 

では。

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