ねずてん到着。
あれは、一か月は前のこと。
私の人生の指標とする、女親分が、「ねずてん」という絵本を、探しているが、どうしても、手に入らない。
という。
インターネットで、一発よ。
と安請け合いしたものの、なるほど、ない。
アマゾンで待ってください。とのこと。一か月待ったが、入手不可能。
いったい、どんな絵本なのよー。
と、女親分に尋ねると、
ねずみをてんぷらにして、きつねに騙されて、食べられちゃう話よ。
ええーっ?
それがね、お話もいいんだけど、絵がすばらしいのよ。プロにしか描けない絵なのよ。とにかく、すばらしい絵本なのよー。
アマゾン古本もあるから、探してみる?
古本でもなんでもいいから、ほしいのよ。5冊はほしいわー。
アマゾンで探すと、キズあり、二千円二冊。あとは、七千円、九千円。
ええーっ。
女親分、二千円二冊、注文せよとの、指令。
アマゾンに、注文していたら、カード決済しかダメと。私はカード持たない主義なので、女親分のところにカードを取りに行き、やっと注文完了。
その、ねずてん、本日到着。
女親分のところにすぐさま、もっていくと、
あなた、一番に読みなさいよ。
素晴らしい。
の一言。
一編の素晴らしい映画を観終わったあとのような感動を、おぼえた。
なにも知らない女親分の直感に、敬服。
ああー。こんな、女親分の、子分でいられて、しあわせー。
生きててよかった。