凹、そんなに気をつかわなくても、、、。
凹。女親分来客中だから、きょうも、私と散歩だよ、、、。
「えー。また、ゆりりんこちゃんーっ?凹一生懸命がんばるよ!」
凹、そんなに、走らなくてもいいよー。はしりたいのー?
じゃー。ゆりりんこも走るよー!
「凹、ファイト。凹、ファイト。凹、ファイト。凹、ファイト」
どこまで、走るのかねー?息がきれてくるじゃん。ぜーぜーっ。
「凹、ファイト。凹、ファイト。凹、ファイト。凹、ファイト。凹、ファイト」
すごい勢いだねー、凹、、、。
「凹、そんなに、気を使ってくれなくても、いいよー」
「ゆりりんこちゃん、凹、がんばるからっ!」
「すぐ、すむから、まっててね。ゆりりんこちゃん!すぐだから!」
さっ!かえろー!また走るよ!ゆりりんこちゃん!かえろ!かえろ!
お家に、帰るよー!
さーっ。お家に着いたよ。ゆりりんこちゃん、ごくろうさん。またね!
女親分に、
「凹は、私と、夕方、散歩行くと、すごく速足で、今日なんか、ずっと走っていたんだけど、、、。
あれ、私が、まえ、おおなきしたからかな?」
と聞いてみた。
「凹は、気紛れだからねー。気分次第で、やってんじゃないのー?」
「そもそもさー。凹は、夕方の散歩、あまり遅くなると怖いんじゃないのー?」
「そうよ!あれは、怖いのよ!きっと、そうよ!」
「そうだよねー。早く帰りたいんだよねーっ!でも、わたしには、ゆりりんこは、泣くから、いそがなきゃ!って思ってるようにしかみえない、、、」
「あの、アホ犬が、そんなこと思うはずないじゃないの!でもかわいくなってきたわね、、、」
「ほんと、かわいくなってきたねー」
「凹も、ココになじんできたのよ、、、。よかったわね」
「うん、またね」
(でも、やっぱり、わたしには、凹が気を使ってくれているように、思えてしまうのだった)