ゆりりんこの病活日記

心の病気と乳がんと乾癬 振り返りつつ心地よく生きる

星をみる。

さみしいときには、星をみる。
 
ある、さみしい気分の、夜、ベランダにでて、タバコを吸ってみた。
 
南東の天空近くに、たったひとつ、光り輝く星が、目に入った。
 
私は、その星から、目が離せなくなった。
 
とても、強く光る星だ。
 
さみしい気持ちが、消えていき、あたたかい感情が心に沁みわたってきた。
 
ひとりだからこそ、凛として生きていきたい。
 
そんな、気持ちにさせてくれる、星の輝き。
 
さあ、がんばろう。
 
生きる勇気がわいてきた。
 
私は、その星が、大好きになってしまった。
 
最近は、毎日、6時半ごろ、その星と逢いに行く。
 
ダウンコートを着て、タバコを持って、ベランダに出るのが、楽しみだ。
 
今日あった出来事を背負ってベランダに出て、
 
大好きな星に、全部渡して、帰ってくる。
 
大事な時間。
 
星は、いつも輝いていて、私をみていてくれる。
 
人がみな、家族と宴を囲む時間帯に、
 
たったひとりで、たった一つの星と、対面している自分が、いとおしく感じられる。
 
一人だからこそ、こんな贅沢な時間が持てる。
 
支えてくれる人が、あたたかい仲間が、親しい友達が、離れて生きていてくれる家族が、いてくれる。
 
そんな、幸せの中の、孤独なひと時を、楽しめるようになった。
 
私は、あの星のことが、本当に大好きだ。
 
私の、大切な、光り輝く、たった一つの星。
 
今夜も、ありがとう。