小松弥助さんのお寿司。
兄から電話がかかってきて、
「NHKを観ろ!いますぐ」
いそいで、テレビをつけると、弥助さんが映っていた。
おなつかしや!!弥助さん!!
すごい寿司職人さんである。
金沢にお店がある。
一度だけ、食べに行った。
幸せになる、お寿司屋さんである。
普通のお寿司屋さんという概念で考えてもらっては困る。
弥助さんのお寿司を食べたなら、後の半日、犀川のほとりで、半日幸福感にひたりながら、ぽけーっとすごすのがふさわしい。
弥助さんは80歳で、お昼しかお店をやってない。
それほどは、高くない。
食べたらわかるけど、安い、、、。
最高である。
磨き抜かれた、寿司職人さんの持つ、厳しさと、、、。
食べるときは、楽しく食べたい、、、。というポリシーが
絶妙にマッチしたお人柄に、一目で惚れてしまうこと間違いなしである。
ネタとシャリの織りなす鮮烈で優しいハーモニー。
思い出すだけで、幸福感につつまれる。
犀川のほとりで、半日、ぽけーっと過ごしたあの日の幸せがよみがえってくる。
一応のコースが終わったら、後は、お好みでオーダーするシステムだが、私たちは
「貧乏旅行ですので、これで失礼します」
と言ったら、、、。
弥助さんが、、、。微笑みながら、、、。
「いいよ~~」
と言ってくれて、店内が、明るいほほえましい雰囲気になったことも、懐かしい。
思い出しただけで、幸せ。
そんなお寿司屋さんに、行ってみませんか。
あーーー。機嫌直った。