横道世之介
昨日のお休みの日は、久しぶりに映画を観に行った。
バスに乗る途中で見つけた梅。
春の香りがした。
ステキ。
横道世之介は、1987年、大学生のお話。
懐かしい空気が漂っていた。
ほのぼの、そして、しんみり、心がほっこりする映画だった。
帰りのバスの中で、突然!
私にも世之介さんという知り合いがいたことを思い出した。
舞踏家、藤枝虫丸さんの奥さんだ。
世之介さんという芸名だったが、本名などは誰も知らない。
奈良女子出の才媛だった。
私は、大学生の頃、藤枝虫丸さんの虫丸演劇事務所に所属していた。
おもにぬいぐるみに入っていた。
金沢での仕事の時。
早朝、ホテルを抜け出して、兼六園をひとりで散策していたら、世之介さんが遠くを散策していた。
声をかけづらく、そのひそやかな横顔だけを今も思い出すことができる。
そんな、私の知り合いの世之介さんのことを、なぜか思い出すような映画だった。
おまけです。凹で~~す。
私の過去を、私は誇りに思っています。
映画を観終わって、現実に帰ってきたとき、そう思いました。
そんな気持ちにさせる映画だった。
今まで、かかわってきた全ての人々を肯定したい。そんな気持ちです。
凹と散歩をするのが慰めの、今の生活も、そんな私の過去がしっかりと支えてくれています。
凹かわいいな。